ノニ果実にはこのような可愛らしい花が咲きます。ノニ果実を写真やホームページで多く見ることはありますが、ノニの花の写真はあまりみかけないと思います。
この写真はクック諸島現地で撮れた写真です。
皆さんノニ果実の中身をあまり近くで見たことありますか？
この画像は、クック諸島に行ったときに現地のノニを割った画像です。中身は、わりとキレイでした。ジュースとして発酵するから、色が濃い茶系になるようです。
クック諸島のノニ果実です。手のひらサイズくらいでしょうか？かなり大きいノニ果実です。
ノニの果実は未完熟(緑色)のうちは、ほとんど無味無臭ですが、完熟(黄色)してきたり,完熟し過ぎる(茶色に変化)と、実の中が半液状にまで柔らかくなり、ひどい異臭を放つようになります。これはカプロン酸やカプリル酸などの中鎖脂肪酸によるもので、ノニ自体の自然な細胞代謝反応と考えられています。また、この中鎖脂肪酸は私達に有効な作用を及ぼすものと考えられ、現在、各方面でいろいろと研究がなされています。
ノニ（Noni：学名 Morinda Citrifolia、日本名 ヤエヤマアオキ）は、アカネ科、モリンダ属の熱帯性植物で、主に東南アジア、オーストラリア、ポリネシア、インドなど熱帯、亜熱帯地方に多く群生しています。また、もともとはインドネシアのモロッカ(現在のマルク) 諸島原産の熱帯性薬用植物ですが、今日のように医療技術が発達していない環境の中で、人々の病気を癒し、健康を支え続けているうちに、次第に南大平洋の島々に伝播していったようです。
ノニの木は５mから８mほどに及ぶ潅木です。葉は３０cmほどの大きさで、濃い緑色の光沢があり、丸い枝には小さなラッパ状の白い花が次々に咲き、１年に何回も実をつける不思議な植物です。また、下の左の写真でもわかるように、ノニの種子は水に浮かぶので、海流に乗ってポリネシア地方に広がっていったものと考えられています。